『熊本地震から見る設計』

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『熊本地震から見る設計』

 

 

設計部長の独り言 Epi,53

 

某情報誌より

 

日本建築学会災害委員会と日本建築学会九州支部の熊本地震災害調査委員会では、熊本地震の地震被害調査速報会を開催しました。

 

掻い摘んで内容を報告すると、RC造(鉄筋コンクリート造)・S造(鉄骨造)共に、総じて築年数40~50年といった古い建物が被害を受けているケースが多かったそうです。

 

一方、木造住宅については、同学会にて被害の大きかった益城町で悉皆調査を実施しており、その調査対象は被害が集中している益城町役場を中心とした約2,600棟で、主に使用材料や仕様を基に築年数を推定しながら被害状況を確認しています。

 

その結果、まず新耐震基準前の1981年以前の建物については、壁の量の不足、劣化、壁のバランス、地盤変状などによって大きな被害が発生していたそうです。

 

また、新耐震基準以降の建物でも大きな被害が確認出来るものも多く発見されています。更に言えば阪神大震災以降耐震基準が強化された2000年以降に建てられたとみられる木造住宅についても、最大で17棟、最小で10棟が全壊していると報告されました。

 

もっと言えば、調査を実施したグループでは、一部の建物の図面などを入手の上、その仕様なども確認していますが、わずかではあるものの性能評価基準の耐震等級2・3レベルの住宅でも深刻な被害が発生しているものもあったそうです。

 

新耐震基準とは、震度7程度の地震にも耐えうる構造耐力を有する建物を指すはずなのですが、実際にはそうではない建物も少なからず存在しているという事から、調査を担当した京都大学の五十田教授は次の様に話しています。

 

 

『詳細については引き続き調査を行う必要がある。』と前置きした上で、『2000年以降の建物であっても、被害を受けているものは施工ミスや設計上の配慮不足が見られる。』と指摘しています。

 

具体例として、施工ミスについて推測されるものは特に構造躯体を固定する金物関係の取付不順(釘やビスがメーカー指定のものが使用されていなかった等)。

 

設計上の配慮不足に関しては、建築基準法(法律)は満たしているものの、壁や開口部の位置などによって構造的なバランスが悪くなってしまっているケースや、大事な壁が1階と2階で位置が一致していないといった設計が見られるという事だそうです。

 

中には少数例として構造材がシロアリ被害等によって、著しく劣化したものもあったとの事。

 

 

私は設計をする立場として、壁の配置が非常に計画段階から重要だという事を、建築を計画している皆さんに伝えなければなりません。

 

好き勝手に、ご要望をただただお聞きしてその通りに設計するのは、設計士でなくとも誰でも出来る事。

 

建築とは出来ないという事は99%ないと私は考えています。それは資金面、構造耐力面、使い勝手等を考慮しなければという前提ありきの話です。

 

建物にとって、構造耐力を高める方法で一番分かりやすいのは、共同住宅(アパート等)の様に、1・2階とも全く同じ間取り、壁の位置で、特に真四角に近い形で、四つ角にはしっかりとした壁が配置されている様な建物は、非常に耐震力は強くなります。

 

しかし実際設計すると、一般住宅ではそう上手くはいきません。

 

それを踏まえてどう設計するのかが、永く住まう為に重要となってくる事となります。

 

『良くないものは良くない』とハッキリ断言しなければならないという事も、充分気を付けなければならないと、この記事を読んで感じました。

 

勿論代替え案をご提示した上での説明を前提としなければなりませんが。

 

 

 

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